マリーナにサンフランシスコ名物の霧が入ってきた。
さっきまで暑い夏空、快晴だったのにあっという間に
霧に包まれて、気温は10度以上も急激に下がって、
なんとなんと、ほんとに吐く息までまっしろになってしまった。
サマセットモームが
「私が今まで過ごした最も寒い冬はサンフランシスコの夏だった」。
といった言葉は、サンフランシスコ観光ガイド本の
扉のページに書くほど、こちらではとても有名になっています。
霧が出てくると気候は夏から冬にあれよあれよという間に変わってしまうので、
がたがたぶるぶるふるえながら、夏服の上から、用意しておいた冬の装備で身を
固めることになります。
海面もあたりが霧に包まれているので、出航するわけに行かないから
デッキブラシで、久しぶりに念入りに船体を洗うことにしました。
ホースの蛇口をひねったが、何も出てこないのです。
おかしいなあ。
隣のホースは?あれ??何も出てこない。
結局マリーナ(このヨットがあるセクションだけ)は断水でした。
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