2018年6月8日金曜日

おとこランチ場放浪記

おいしいランチを求めて、自転車に乗って
ふらふらと放浪した・・・、というのはあくまでも結果論なんです。

最初から目的地はこのメキシカンレストランに決めていました。
メキシカンレストランは、おしゃれなエリアにあるレストランよりも、
ちょいヤバイエリアにあるレストランのほうが、ほとんどの場合において美味しい
ですね。

「パーツ・アンノウン」のシリーズで、世界を旅してその国の様々な食文化を紹介するアンソニー・ボーディンの別シリーズ「レイオーバー」。
彼が紹介していたLAのメキシカン食堂も、ちょいやばい場所にあったね。

さて、目指したメキシカン食堂に到着すると、なんと定休日。
こまったな~。もしものときのお店を考えていなかった。

この近辺は、チョイやばなエリアだから、おいしそうなレストランを求めて
ふらふら彷徨するわけにはいかないのです。

このメキシカンレストランの向かいにあるのはヤバイ系御用達の酒屋だし。
そんな「交通の要所」で自転車に乗ってふらふらしているのは、
この国では「ある特定の人々」なわけで、
間違われて、車が横付けしてきて「ある?」とか聞かれても困るな。

もうずっとずっと昔の話、ニューヨークが今と違ってものすごくアレな頃
に住んでいたんですね。今となっては信じられないですが、当時のニューヨークは、
大手企業が次々にニューヨークを脱出していて、
「廃墟タウンになるのは時間の問題か?」と論じられていました。

で、白昼ニューヨークのチャイナタウンを歩いていたのですが、
突然歩道脇にあった公衆電話が鳴り出しました。

たまにこんなことがあったんですね。公衆電話が突然鳴り出すことが。
だれでも携帯電話を持ち出す前の、ず~っと昔の話ですよ。

そもそも公衆電話にかけてくること自体間違い電話なわけで。

以前アメリカ人の友人がそんな突然鳴り出した公衆電話を
とりあげてご親切にも「間違い電話です」ってやっていたのを思い出して、
その突然歩道脇で鳴り出した公衆電話を取ろうとしたんです。

その瞬間、ビルの陰から人目でヤバイ系と分かる男性が、
猛烈ダッシュで飛び出してきたんですね。その電話を受けるために。

危ない危ない。間一髪で電話を取るところでした。
間違い電話ではなかったです。

ヤバイエリアではそういった不思議なことが日常茶飯事なのでしょう。
用が無ければ早く脱出するのに限ります。

こういったシチュエーションでは、スマ㋭は出しません。
周囲に目を光らせながら、頭の中でパッパッっとナビゲーションのルートを
組み立てなければならないのですよ。

それで、人気のレストランがあるエリアまでさらに3,4キロ先なのですが、
とりあえず向かうことにしました。動け動け。

さて、最初に到達したのは「ビルずカフェ」。
待っている人が、大きな店に入りきらなくて外で座ってますね。
こりゃ無理だ。

次はさらに3キロほど先にある「ルナ食堂」。
これって、車ベースの社会ではチョイ乗りの距離なのでしょう。

さて、「ルナ食堂」どうでしょうか。
ここも待っている客で路上がごったがえしていますね。

しょうがない、こうなったら確実に座れる場所を目指そう。
「チャイナイン」だ。

やれやれチャイナインに着きました。この食堂は
テイクアウトがメインだから大丈夫ですね。

ランチ食べれますよ。

何年か前、最初にチャイナインに来た頃、お店の奥のテーブルで遊んでいた
小さい女の子、立派なティーンエージャーになって、お店を手伝っていました。


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