車窓から流れる風景を眺めていると、
あるはずの無い場所に何かが見えたりしませんか?
バークレー行きのアムトラックの車窓から流れる風景を眺めていると、
そんな風景を目にしました。
列車が通っている地点は、サンフランシスコの最南端。
遠浅の自然の入り江と湿地帯が入り組んでいるエリアに、
ヨットのマストらしいものが2本立っているのが見えました。
このあたりは船の出入りに必要な水深よりもかなり浅い、
浅瀬が延々と続いているエリアだから、マリーナは無いはずです。
無いというか、作りたくても作れないといったほうが良いでしょう。
一体どうしたことだろうと
思って、後日調査に出かけました。
最初の写真が、アムトラックの車窓から撮影した写真です。
グーグルマップとグーグルアースで位置を確認して、
自転車で行って見ました。
どうやら幅10メートルに満たない細い運河が出来ていて、浚渫もされているようです。
満潮の時だけ船を出せる水深を得られるようですが、このときは干潮でした。
アムトラックの車窓から見た2本のマストは紛れも無く
ヨットのマストでした。
少なくとも1艘は25~27フィートクラスです。
でも見るからにここ数年手入れがされていないように見えます。
ネットでマリーナの状況を調べてみると、どうやら開店休業のような状態。
カヌーやカヤックに乗るのなら良いけれど、ヨットを出し入れできるのは
大潮でも、時間帯や風のタイミングが合って一年に数回か・・・。
今の状態だと厳しいですね。
さて、ヨットを舫でいるバースに降りていくコンクリートの階段があって、
鉄製の手擦が左右に付いています。
その鉄製の手すりの左右のエンドに、いかにも漢字を知らない人ががんばって書いた様な
文字が2文字、「天」と「使」。
この場所で、この2文字。とってもシュールでした。
日当たりの良い斜面の一角には自生のアロエが群生していて、
周りを見渡すと、もうずいぶん前にリタイアしたようなおじいさんが
パンツ一丁でベンチに座って日光浴。
この一帯だけ不思議な時間が流れていました。
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