2018年6月28日木曜日

サンフランシスコ湾のとても深い場所にある塩田


サンフランシスコ湾の南端にあたるこの辺りでは
遠浅の海岸を利用して、
100年以上前から塩田が広がっています。

遠浅の岸辺と湿地帯が何マイルにもわたって
複雑に入り組む地形になっているため、
潮の満ち引きを利用し、
湿地帯を干拓して、塩田に転用したようです。

干拓されてしまったこの湿地帯だけれど、湿地帯を住処とする微生物が
水質の浄化に大きな貢献をしていることが、
近年様々な研究で解明されて、
それでこの塩田や、干拓された土地をもとの湿地帯に戻して
サンフランシスコ湾の水質改善に貢献させようとする環境保全の
動きが高まっています。

最近になってサンフランシスコ湾で創業している塩田会社のうちの一社が撤退を表明。
操業している地元レッドウッド市とカリフォルニア州で、その塩田を買い上げて
湿地帯に戻すと発表されました。計画としては良いのですが、
そのうち気が変わって、塩田会社から買い上げたサンフランシスコ湾沿いの広大な土地を、フェイスブック関連の
不動産会社に転売することにならないように祈っています。

(おそらく一般市民が忘れた頃、やるんじゃないかと今から
疑いの目を注いでいます。)

なにせ、この塩田のロケーション、大手SNSテック企業本社から
目と鼻の先にありますからね。

ちょっと前ふりが長くなってしまいました。
レッドウッド市のマリーナ、何度か行ったことがあるのですが、
面白いことに、このサンフランシスコ湾の南端に位置する
マリーナ周辺は、このあたり一帯は本来なら塩田をつくるほどの
遠浅になっているにもかかわらず、
一部不自然に深度が物凄くあるのです。

塩田を作るくらいの遠浅のエリアにあるマリーナなのに。
おかしいのです。

船の深度計を見れば、気持ち悪いくらい深いのが分かる。ある意味
小船の上で読む深度計の数字、不気味に想像力を掻き立てます。
薄いファイバーグラスを通して、自分の足元に深度数百メートルの
海底がずーと横たわっていて、未知の生物やらゴジラが眠っていると考えると、
どきどきしますね。

さて、話を戻します。 
現実的に言って、人工的にしかも大きな予算を持って、大規模な浚渫作業を行わないと
こうはならない。

つまりある意図をもって密かに大掛かりな浚渫作業が行われた
という、なにやらX-ファイルじみた話の展開なのです。

この不思議な話し、
サンフランシスコ湾のヨット乗りの間で読まれている
無料月刊誌の記事でも取り上げられました。

噂では、この近辺で密かに潜水艦を開発していて、
そのために、潜水艦の通り道の途中にあるレッドウッド市のマリーナ
周辺および、内緒の通り道がず~と深く掘り下げられているということでした。

正直そのストーリーを読んだ時、X-ファイルみたいな荒唐無稽な話だと思いました。
アメリカ人は何かというと、政府が何を企んでいるか信用なら無いと言いますが、
本当にあなたたちは、政府妄想狂(政府フォビア)か、くらいの勢いでした。

ところがその後アメリカ政府が、潜水艦開発の事実を認めたのでびっくり。

同じ穴の狢といえば聞こえは悪いけれど、やはり国民はその国の政治家の頭の中を
良く理解しているなと感心させられました。

どうやら作られていたのは、海軍のSea Shadow (IX-529) として知られるステルス潜水艦
だったようです。
写真で見るとすごいですね。
ヨットとステルス潜水艦の衝突事故がいままで起こっていないのが幸いです。

ソース:Redwood City History
ソース:Wiki Sea Shadow (IX-529)




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