2018年6月2日土曜日
マフラーマン・ベーブ
地元プロアイスホッケーチームサンノゼシャークスのNHLシーズン中は、マフラーの変わりにアイスホッケーのスティックを手にしているらしい。
このマフラーマン・ベーブには
ちょっとした歴史がある。
1930年以来この場所で、自動車修理工場をやっていた
初代オーナー・ベーブが、1954年に業界見本市で見かけた15フィートの人間の形をした広告塔にヒントを得て、この場所で誕生。
1954年といえば、アメリカでファイバーグラスがさまざまな場所で使われだした時期と一致する。
ガソリンスタンドなどでは、それまで使っていた鉄製のガソリンタンクを、地中から掘り出してファイバーグラス製のタンクに換えられ始めたころだ。
最初は当時のメカニック鉄板のユニフォーム、上下白の「つなぎ」だったそうな
上下白の「つなぎ」とか聞くと、日本の昭和のポップグループを連想するねー。
今は時代に即したメカニックシャツとジーンズの上下となっている。
過去60年以上この場所に立ち続けてきたマフラーマン。
先週見たときは、工事現場用の柵にまわりにぐるりと取り囲まれていました。
いまどきの馬鹿でかいSUVなどが追突すると、マフラーマンが倒壊する恐れがあるからでしょう。
その上、馬鹿でかいSUVで当てた本人が、「こんなところに広告塔を置くほうが悪い」と弁護士を雇って訴訟を起こすかもしれないのですね。
60年以上にわたって、今までは2本の鉄パイプで事足りていたのですが、
この状態って、おかしいでしょう。
ある意味、今時のアメリカ事情を端的に映し出していますね。
一番下の画像は、グーグルストリートビュー。去年撮影したようです。
マフラーマンの顔が自動認識されて、その下を歩いている男性同様
顔がぼかされています。
ソース http://www.waymarking.com
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