といっても、老舗の有名店まで湯豆腐を食べに行ったわけではありませんよ。
自分で作らないと、こちらでは美味しい湯豆腐は食べられないのです。
湯豆腐のダシをきちんと昆布で取るところからはじめますよ。
だしを取る昆布は羅臼昆布を使います。
肝心の豆腐と具材は、
地元サニーベルで作っているゴンベイ豆腐に、
週末のファーマーズマーケットで買ってきた、
有機栽培青梗菜に有機栽培生シイタケ。
コーンも少々入れて、アメリカの湯豆腐らしくはずしておきましたよ。
さてこのゴンベイ豆腐の名前にあるゴンベイなのですが、
サンノゼのジャパンタウンにある老舗日本食レストランのゴンベイ。
ある意味ここのジャパンタウンのいわゆるメインアトラクションなのです。
ただ老舗といっても、大衆食堂なので気軽に利用できるのでよいですね。
この老舗大衆食堂ゴンベイの、「暖簾分け店」というか支店が
サニーベルにあるのですね。
そのゴンベイサニーベル支店のキッチンで、ゴンベイ豆腐5,6年ほど前
に作り始めました。
まだ豆腐を作り始める前に、ゴンベイサニーベル支店でランチを食べていると、
マネージャの人が「日本から豆腐を作る機械を日本から取り寄せいていて、これから自家製の豆腐を作る」と興奮気味に
いっていたのですが、自分のレストランで消費するだけでなく、
日系食料品店にまで幅広く販路を広げるとはやり手ですね。
丁度時期を前後して、3代71年続いたサンノゼのジャパンタウンのサンノゼ豆腐
が廃業してしまったので、地元で豆腐というとここだけになってしまいました。
サンノゼ豆腐は、71年同じやり方で作っているといっていたとおり、とても
懐かしいそぼくな昭和の味がする豆腐でした。ファンも多かったです。
サンノゼ豆腐はなんといっても、掬い豆腐が美味しかったですね。
残念なことにゴンベイ豆腐は、掬い豆腐を作っていません。
そんなわけで、今や作りたての掬い豆腐を食べようと思ったら、
サンノゼにあるベトナム系の素食店に行くのですが、
アメリカにまだこういった自家製掬い豆腐を売っている
お店があるだけでも感謝です。
さて、普段はキッチンに立つと猫ちんたちがそばに寄って来ます。
が、今夜はちょっと違います。
庭でがさごそ音がするので、みんな様子を見に行っています。
人間の肉眼では暗闇にしか見えませんが、
ネコチンたちにははっきりと夜の訪問者の姿が見えているんですね。
音だけでなく、夜の訪問者のにおいで、はっきりと何物か識別しているのでしょう。
夜の訪問者の監視役はネコチンたちにおまかせして、こちらは
ゴンベイ豆腐の湯豆腐で晩御飯にします。
湯豆腐はたくさん作っておいても、食べ切れなかったら
翌朝味噌を入れて朝ごはんのお味噌汁にできるので、とても便利なのです。
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