7年前に私が書いたブログを発見したのでその中から、自転車関連の話題を再録します。
2011年2月 3日 (木)
シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタル、 クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ (Kleiner Perkins Caufield & Byers; KPCB) が出資している、C社での話し。
C社の同僚から、いつものように突然コンピュータのスクリーン上にチャットが入ってきた。
彼のオフィスはすぐ隣だから、7,8歩歩けば直接話すことができる。
でもチャットだとマルチタスクができて、仕事をしながら
C社の同僚から、いつものように突然コンピュータのスクリーン上にチャットが入ってきた。
彼のオフィスはすぐ隣だから、7,8歩歩けば直接話すことができる。
でもチャットだとマルチタスクができて、仕事をしながら
会話も出来るわけですね。
チャットにリンクが貼り付けてあって、「すっごいいいから見てよ!」ということらしい。
どれどれ、リンクをクリックしました。
どうやらWIREDの記事で、サンフランシスコ郊外の町、サンタローザにある
自転車ビルダー Sycip の特集記事らしい。
Sycipのシクロクロスフレームいいですね。
ハイテクやベンチャー企業で知られるシリコンバレーの、あまり一般には知られていない別の顔がある。それは、このシリコンバレーおよびその周辺エリアには、約40の、工芸品ともいうべき自転車をハンドメイドで作るビルダーがいて、単一エリアとしては、全米1の充実度を誇っています。
敷居の高いビルダーがいるかと思えば、気さくでアプローチしやすいビルダーもいる。
どのビルダーもおおむね、フレームとフォーク単体で、だいたい40~60万円くらい。それに見合ったパーツを組み付けると、80~100万円を超えるような値段設定をしている。
けっこうな値段だから、気楽に「もう一台」とはなかなかいかない。
そんなわけで、このシリコンバレーのカスタムビルダーが作った自転車は、手持ちの中でわずかに1台だけ、しかもそのビルダーが有名になる前に作ったビンテージ品をひょんないきさつから、チャットを送ってきた同僚から薦められて所有することに。
その自転車は、Redwood CityにあるSTEELMAN Cyclesの鉄フレーム自転車で、眺めているだけだと床の間自転車になってしまうから、通勤にも乗るようにしています。
気さくなビルダーといえば、今も持っている1970年代物の、プジョー・タンデム自転車のリアエンドが破断したことがあった。いまから十年も前の話です。
そのとき自転車のフレームを修理してくれる工房というかフレームビルダーを検索サイトで探したところ、思いがけず結構の数のビルダーが近くにいることがわかりました。
しかし実際電話をかけてみると、敷居が高いというか、そのビルダーが製作したフレームなら
修理を受けるけれど、他者が作ったフレームの修理は受けないビルダーばかりだった。
そんな中で、快く持ち込みの修理を引き受けてくれたのは、AlamedaでMikkelsen Framesをやっている ミッケルセンだった。
面白いのは、ミッケルセンの工房のおよそ3分の1が、ガラス細工の展示品で埋められていて、話を聞いたら、奥さんがガラス工芸アーティストで、彼女のスタジオも兼用していると言っていた。
このシリコンバレーエリアは、手作りフレームビルダーだけではなく、ほこりをかぶったようなビンテージの自転車パーツに埋もれたショップの頑固親父のやっている店もあります。
サンノゼにあるSlough'sです。こんなところは、なんだか日本にあるふる~い自転車屋みたいですね。
そしてこのSlough'sのオヤジGeorgeが薦めるのが、サンノゼのビルダーDale Sasoのフレーム。この新作(2010年当時)自転車Fastball、名前のとおり、直球勝負ですね。遠目には、70年代のクラブレーサーかスポルティーフのように見えます。でもこれを買えるのは、今の会社がIPOになったらだろうなあ~。
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