2018年7月14日土曜日

7年前のシリコンバレー自転車通勤

7年前に私が書いたシリコンバレー自転車通勤のブログを発見したので、再録します。

改めて読み返してみると、当時の様子やら記憶が蘇りますね。

2011年2月 1日 (火)

週末の豪雨が止んで、今日は朝からカリフォルニアらしく青空が拡がっている。
そんなわけで、今日も自転車通勤日和だ。
このブログに掲載すべく、デジカメを背中のポケットに入れて、仕事に向かいました。
このページにアップした画像は、今朝自転車通勤がてら撮影した写真です。


サニーベルから、パロアルトまでの片道15Kmの全行程で、信号は4箇所。
全行程の約40%が下の写真にあるような自転車レーン。残りの60%は、自転車・リクリエーション専用道路。
自転車レーンには、『BIKE』と白文字で印刷してあり、運転者の注意を呼びかけています。つまり、『自転車が通るから、この部分を車道として使うな!』とやんわりといっている・・・かのように見えます。
Bike_commute_1


この道を真っ直ぐ行くとマウンテンビューに着く。でも直前で、左折して自転車・リクリエーション専用道路に入ります。
Bike_commute_2


専用陸橋は、鳥かごみたいに網がかかっています。落下防止策か・・。
陸橋の下は、道路と線路(CALTRAIN)。
Bike_commute_3


冬になると、自転車通勤族の数がめっきり減ってしまうカリフォルニア。
寒いとは言っても今日なんか、ニューヨークあたりだと4月か5月初旬の気候ですね。

このトレイル、5月中旬から8月下旬の間はものすごく自転車通勤族が増えるのです。
おそらくは、某大手検索会社にサマーインターンとして夏休みの間だけ働きに来る学生が利用するからだろうけど、彼らの姿がトレイルから消える9月以降は、喧騒が去ったあとの
パーティー会場みたいで、何だかちょっと物足りない。


Bike_commute_4


某大手検索会社の本社キャンパスを横目に見ながらガシガシ走ります。

写真の右端に見えるのは、某大手検索会社の社員通勤用の貸切バス。一時話題になって、サンフランシスコの地元紙に記事がのっていました。いわく社員送迎のために、まだ暗い早朝住宅地の細い道路に侵入してくるバスは、騒音公害だ・・・だということらしいのですが。
サンフランシスコ市内は交通量が多くていずれにせようるさいから、
自分たちだけがいい思いをする社員送迎の通勤貸し切りバスが目障りだということでしょうか。

Bike_commute_5

このトレイルをまっすぐ行くと、もう少しでサンフランシスコ湾の南端が見えてきます。
豪雨直後で気温も低いから、虫がいなくて助かります。

Bike_commute_6


右手に見えるのがサンフランシスコ湾の南端です。
ものすごい遠浅になっています。

Bike_commute_7


1ヶ月ほど前に設置された自転車のオブジェ。右手にしっかりとヘルメットを握っているのはアメリカ的か?

Bike_commute_8

自転車のオブジェを後ろから見たところ。自転車にまたがっている「人」は、サンフランシスコ湾の方角を向いています。枯れ野原と遠景にある山脈との境界線が、まっすぐ直線になって見えますが、これは地平線ではなく、サンフランシスコ湾の水平線ですね。

Bike_commute_9


トレイル終点まであと400メートル。
だんだんと頭の中が、仕事モードに切り替わっていきます。
あれをこうして、それからこれをあ~やって・・・。
時間に余裕があれば、仕事を始める前にささっとシャワーを浴びますが、
オフィスは冬とはいえ冷房が効いているので、髪の毛をよく乾かさないと
風邪を引いてしまうのです。

Bike_commute_010

トレイルの終点。もうすぐ会社に着きます。
このしっかりとした鉄柱が自動車の不法侵入を阻止しています。

この頑丈な鉄柱でおもいっきり実力行使しているのは、なんだか実力行使の好きな
アメリカ的か?

それとも、単純に「ここから先進入禁止」といった掲示板だけで一般の良識に訴えたい
ところでしょうが、一般が良識を持たない場合は、こういった対処方法が効果的なのか?


Bike_commute_011


トレイルの終点は、道路の袋小路でもある。おかげで自動車の交通量が殆ど無いから、のんびり、ゆっくりとC社のオフィスに向かえます。


Bike_commute_012

0 件のコメント:

コメントを投稿