2018年7月20日金曜日

セレブな女流料理の鉄人米国版

日本版『料理の鉄人』を英語吹き替えで放送していたフード・ネットワーク。
英語吹き替え番組の成功を受けて、独自のコンテンツでアメリカ版『料理の鉄人』
アイアン・シェフ・アメリカを長年放映しています。
この番組から生まれたセレブシェフの一人、
ギリシャ料理の鉄人キャット・コーラ。
彼女は唯一の女性の鉄人でもあります。

ソース:https://en.wikipedia.org/wiki/Cat_Cora


彼女は、ヒューストン空港内にレストランを出店しています。
乗り換えゲート内なので、様々な州からやってくるトランジット客がメインです。
セキュリティチェックポイントを過ぎた向こう側にあるので、
残念ながら空港見物客は、入店できません。

この時の出張のルートは、
サンノゼ空港を早朝出発してヒューストンで乗りかえて、クリーブランド空港に夜到着。

ここからさらに車をレンタルして高速を運転すること1時間、
クリーブランド空港の東に広がるクリーブランド市を抜けて、郊外の
土地がふんだんにある場所に建てられた工場が出張先でした。

以前の出張で、クリーブランド空港に着くころには、夜も更けていてレストランはどこも
閉店していたので、空腹を抱えて難儀したのです。

そんなこともあって、このトランジット空港であるヒューストン国際空港で腹ごしらえしなくてはいけません。

幸い食事時間には中途半端なタイミングがトランジット時間帯だったので、セレブな料理の鉄人のレストラン、空いてました。

以前の出張旅行でこの前を通った時は、満席でごった返していたので
今回はラッキーです。


入り口を入ったずっと奥の突き当たりに、キッチンを見ながら食事が出来る
カウンター席があって、ガラス張りのキッチン越しに、滑走路が見える良い席をゲット。

空港内の客相手なので、メニューはシンプルに選びやすくなっています。

注文したのは、前菜は枝豆とアボガドのハマス、ピタチップ、
ペペロンチーニとオリーブ添え。
メイン料理のチョイスは、肉無し、シーフード少々の食生活なので、消去法で
なまずのサンドイッチ料理一択になりました。
なまずのサンドイッチはギリシャ料理というよりも、いわゆる正統派米国南部料理では
ないでしょうか。



テキサスの大きなバーベキューが得意そうな焼き係担当のお兄さん。




このレストランは、乗り換え通路に面しています。
お客さんはおそらくみなトランジット客ですね。
客は皆時間を気にしなければいけないでの、料理は出来た端から次々に出てきました。
幸い、乗り換えの時間に余裕を持たせた出張旅行計画のおかげで、
ゆっくりと味わいながら食事をすることが出来ました。

前菜の枝豆とアボガドのハマスは、ちょっとガカモレ風ですね。
ハマスといえばヒヨコマメなのですが、枝豆のほうがアボカドと相性が良いですね。
付け合せのオリーブが意外とたくさん入っていたので、お得感ありました。

なまずのサンドイッチは、なまず丸々一匹を使用しているのでしょう、
ボリュームたっぷりです。こちらのグリル系レストランで
魚のグリルを注文すると、ぱさぱさにグリルして出してくるところが多いのですが、
この焼き係のお兄さんはちゃんと分かってますね。
ジューシーに焼き上げてきましたよ。
カロリー多目になってしまったので、ビールは半分だけ飲みました。




食事が済んで、トランジット先のゲートに到着。
ヒューストン発クリーブランド行きの便を待ちます。



2~3時間の空の旅、様々な航空会社が群雄割拠していた1980年代や90年代だと
機内食が出てきたのですが、規制緩和の影響で統廃合が進みました。

大義名分は規制緩和ですけれど、現実に時間をかけて行われたのは、
ハゲタカファンド等の投資会社が航空会社をマネーゲームの道具として、
利潤の最大化を目指したのでした。

結果機内食は姿を消して、いまは小さいピーナッツの袋が配られるだけです。
規制緩和の収斂する先は、この国では利用者利益の最大化というよりも、
少数の利潤享受者の利益最大化なのでした。

こうなると利用客は自己防衛するしかないです。
早めに食事を済ませたので、
2~3時間の空の旅、ひもじい思いをすることもないので安心です。

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