バークレーの凧揚げ大会です。
夏になると強烈な浜風が、ゴールデンゲートブリッジを通って
吹き抜けます。セーリングにも良いですが、凧揚げにも良いのです。
この凧揚げ大会。入場無料、参加自由で適当に自作した凧やディスカウントストアで
購入した凧を持ち込んで、なんでもありな凧揚げ大会です。
適当に歩いて、適当に出店で売っている食べ物を買ったり、
すべてがアバウトで、とにかく老若男女が大小問わず凧を揚げて楽しもうという
趣向です。
主催しているのはバークレー市です。その主催者招待で、イベント等で巨大な凧を揚げるプロの凧揚げ師が大会を盛り上げています。、来場者が「面白そうだからやってみよう」という気持ちに大いにさせています。
さて、バークレー市がウオーターフロントエリアで主催するこういった大掛かりなイベントの諸費用は、実はかなりの部分マリーナからの収入でまかなわれています。
今年3月にバークレー市が行ったマリーナを対象とした説明会に
参加したのですが、マリーナから収益が上がっているはずなのに、施設の老朽化が激しいと複数の出席者から指摘がありました。
それを受けて、バークレー市のマリーナ管理責任者が出てきて
「マリーナからの収益は、その他の予算に一部使っている」
と説明したので一同びっくりしたのでした。
マリーナからの収益は、マリーナ施設の充実に使われるのがスジなわけで、
バークレー市主催のお祭りは、市のしかるべき予算から拠出されるべき
と言う意見が圧倒的でした。
ここのマリーナ。繋留されている船の数が2000隻ですから、毎月の収入かなりなものでしょう。税金による収入は、社会福祉やインフラ公立学校の費用に職員の給与で、
足りないことはあっても余ることはないでしょうから、
バークレー市にとってマリーナは金のなる木でしょうね。
説明会の話はとりあえずおいて置いて、
この日は空高く上がった凧を眺めて、のんびり過ごしたのでした。
強い海陸風を受けて高く上がる大小の凧。
風が強いので、上がっている凧の角度が頭上に来るくらい急になっています。
凧揚げ大会の会場から振り返ると、サンフランシスコ湾です。こちらが風上になります。
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