2018年8月4日土曜日

列車に対する思い入れ

こちらに住んで、地下鉄ではない地上を走る列車を良く利用するのですが。
こちらのひとの列車に対する思い入れというか期待が今の車両の設計に
反映されていると思いながらいろいろ細部を見てみると、
いろいろ考えさせられます。

はじめに断っておきますが、私はてつおたではありません。

アムトラックの内装は、荷物棚が飛行機のように密閉式になっていて、
カーペットが床に敷かれているので、乗車して直ぐに感じるのは
飛行機の中に入ったような感じ。
しいて言えば、往年の大型機DC-10の機内に入った感じかも。

座席は、飛行機の座席のようにリクラインはしないのですが、
ちゃんと上げ下げ出来る肘掛や、収納式テーブルもあり、
全席との間隔は、こちらの飛行機国内便のビジネスクラスくらいあるので、
足を組むことも出来ます。

この座席、別にリクラインしなくとも、快適な形で設計されていれば
逆にリクライン必要ないです。

そう考えてみると、もともとの飛行機のリクライン機能というのは、
本来快適な角度だった座席の前後を詰めれるだけつめた結果、奥の席に出入りするのが困難になってしまい、その解決策として座席の背もたれを本来の角度よりも立たせたのかもしれませんね。で、立たせた角度のままだと、長時間座っているのはあまり快適ではないので、リクライン機能を追加することで一応解決したのでしょう。

昔は飛行機のビジネスクラスやファーストクラスでも、リクラインするだけで
今のようにフラットに水平やそれに近い角度まで「リクライン」するということは
なかったですから。

座席の話はこれくらいにして、
面白いのがこの大きな窓、眺望のためだけでなく、非常時には
窓をはずして外に脱出できるようになっています。
この点は、リスク管理優先のこの国らしいです。

チケットの購入はインターネットか、自動発券機ですが、
自動発券機は、現金を受け取らないのです。

この路線、始発と終点の駅にだけ人員が配置されていて、そこでは現金で
旅券を購入できますが、極力現金支払いをさせない仕組みになっています。

インターネットでも自動発券機でも氏名が入力されて、自動的に乗車氏名リストが
作成されているようです。

それで、先日乗車した時、自転車を輪行ラックに取り付けている最中に車内検札が
やってきて、たまたま両手がふさがっていたので、検札係員は私の氏名を聞いて
私が乗車券を実際に持っているか、確認することなく
手持ちの端末から私の名前を検索したのでした。


後半4枚の写真は、以前ボストンまで出張に行ったときに乗った
北米最速列車アセラ。こちらも内装は飛行機のようなつくりになっていました。
高速で走るアセラの窓も、非常時にはずして緊急避難できるようになっています。










こちらは、以前ボストンまで出張に行ったときに乗った
北米最速列車アセラ。









参考に新幹線の車内です。
なぜのぞみの窓が小さいのか、質問と答えがネットに出てましたね。
ソース:https://it.m.wikipedia.org/wiki/File:JR_Central_N700_002.JPG


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