2018年8月31日金曜日

現状維持で行くとどうなるか

人口の問題なのですが、この国では10年に一度国勢調査がおこなわれて、
それにより、様々なデータが出て来る中でもっとも議論されるのが
この人口についてです。
日本のように戸籍制度がないので、税金の支払い動向やら
福祉口座の開設状況から、複合的に調べないと正確な人口は割り出せないのですね。
さて、この国勢調査からのデータによると、今後とも今までどおり
現状維持で移民を厳しく制限しつつ受け入れていくと、下のグラフの一番上の直線になって、2050年には人口が4億3千600万人になると予想されているわけですが、
当然このなかには、不法移民の数はふくまれていません。

移民を受け入れる数は人為的に操作できるので、数々の
移民制限のシナリオが提示されています。

移民受け入れ制限を今より厳しく行って、現状の受入数の半分にすると
下のグラフの緑色の直線になります。

面白いのは、移民の受け入れを全て停止すると、
人口増減の曲線はほぼ平行線になることで、
これは自然減と自然増が均衡状態にあるということです。

しかし、移民政策を現状維持で厳しいまま行っても、2050年には、
2010年の人口の5割り増しになるわけですから、すごいですね。

移民政策をさらに厳しく行って、受入数を現状の半分にばっさり削ったとしても、
2050年には、2010年の人口の約3割り増しになるわけです。

この国のみんなが肉食をやめて、ベジタリアンになれば
食料の点においては無問題でしょう。そのほうが環境にも良いですね。

人間は何を食べても住む場所は必要なので、
このグラフを見ると、やはりこの国では不動産投資が最強なのでしょうか。


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